2024-05-30

Atmos奮戦記その2

ふと気になったので。前回[Atmos奮戦記]の続き。

Mac HDMI出力のch7,8

前回は記憶違いだからと濁したが、本当にMacのHDMI出力はch7,8が出ないのか?問題。AVアンプに繋ぐとch7,8がch5,6にマージされるという話はネットのあちこちで見かけるのだ。実際自分自身も経験がある。が、前回の環境では再現できなくて追記で間違いとしたのだ。

ということで追試した。スプリッターを外してMacのHDMI出力をAVアンプに直接入れてみた。なんとch7,8がちゃんと出力される!あ、あれ?

この状態でAggregate Device組んで、AVアンプ8ch、USBから4chでAtmos 7.1.4にして10分ほど聞いてみた。なんと途切れない!あ、あれ?

ここで「ch7,8がちゃんと出力される」とは、Audio MIDI SetupでのConfigure Speakers...でのTest出力での話である。Dolby Labs提供のFunctional TestingDolby Atmos Channel ID 7.1.4 (Ltf/Rtf/Ltd/Rtr)では、Rear Surround(ch7,8)がSurround(ch 5,6)から聞こえてくる。つまりこれが「ch7,8がch5,6にマージされる」ってことなのか。実際にリアに音がやたらと振り分けられるSun King (2019 Mix)聴いてもリアから音がしていない。

自分にとってDolby Atmos出力が必要とされるのはあくまでもApple MusicのAtmos対応楽曲を聴くためである。Audio MIDI SetupのTestでちゃんと振り分けられてても、実際にApple MusicのDolby Atmos対応曲がちゃんと聞こえなければ意味がない。

まとめ

  • MacのHDMIのch7,8が出ないというのは間違い。うちの安物スプリッターの不具合。
  • Audio MIDI SetupのTestでch7,8がちゃんと出力されていてもApple MusicのAtmosストリームではch5,6にマージされてしまう。

ということで環境は元に戻した。前回書いた通りスプリッターないと実運用で不具合でるし、Apple MusicのDolby Atmos対応曲がAtmos 7.1.4にならないのは悲しいから。Aggregate Deviceでの音途切れも解消しているっぽいが、Loopbackアプリの視覚情報便利だし(もう課金しちゃってるしね)。(追記:その後、やはり音途切れは解消してないことを確認済み)

スプリッターの不具合というのは新たな知見。Apple Musicの楽曲でもちゃんとリアに音が振り分けられる製品があるのかも。奮戦はまだまだ続きそう…

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