これまた備忘録。
普通のPCに付いて来る電源部のコネクタはIEC 60320 C14というタイプである。うちで使っているテーブルタップはNEMA 5-15Rというやつなので、ケーブルはNEMA 5-15P/IEC 60320 C13という組み合わせになる。まぁ、両端が3Pのふつーのヤツである。以下、これを3P-3Pと呼ぶ。
ところが、今使っているPC群に付いて来る電源ケーブルのプラグ側が、どれもこれも2P(NEMA 1-15P) + アース線という一番キライなパターンなので、お気に入りであるケーブル長が50cmしかない3P-3Pのものに交換して使っている。
が、交換できないものもある。それがMac miniについてくるケーブルだ。ソケット側がIEC 60320 C5、いわゆるメガネ型3Pなのである。ソケット側がメガネ型3P(IEC 60320 C5)でプラグ側が3P(NEMA 5-15P)のケーブルって未だ見た事がない。たぶん出回っていないと思われる。
あのアース線、ぶらぶらしてて危険なのだ。最近、金属端子部分がビニールで覆ってあるのが増えたとはいえ、少なくともMac miniに付いて来るのには覆いがない。
IEC 60320 C5がついてる電源ケーブルを買ってきて、プラグ側をNEMA 5-15Pに差し替えちゃえばいいんだけど、NEMA 5-15Pのプラグって、単体で売ってるのって、えらくゴツくて高いのだ。仕方が無いので、こんなアダプターを買ってくることになる。
逆パターンはよくそこらで売っているけど、こいつはやっぱ専門店とかでないと見当たらない。
で、気になるのが、2Pプラグの極性である。交流だし、アースを取るなら気にするこたあないのだが、電気工事レベルでは、3線は厳密に区別されていることを知っている以上、気になってしまうのだ。
で、ここで 3P-3P(NEMA 5-15P/IEC 60320 C13)の電源ケーブルはどうなっているかを見てみる。サンプルは、いつも使っている長さ50cmの電源ケーブル。
刻印が、プラグ側とソケット側で違うのがわかる。規格が違うからだ。プラグ側(NEMA)でW(hite)と刻印されてる極が、ソケット側(IEC)でN(eutral)と刻印されてる極に結線されている。G(round)はもちろんアース記号と。
この配置にむちゃくちゃ違和感を覚える。普通プラグとレセプタクルを並べると、左右が対称になりそなものなのに。まぁ、規格が違うんだから仕様がないんだけど。
ソケット側メガネタイプの3P-2Pのケーブルだとこんなだ。
プラグ側に極性の刻印がないけど左がWだ。刻印に正対して左がWであることが多い。または、アース線が出てる側がW。実は、このケーブル、自作しようと買ってきたもの。けど作らなかった。プラグがゴツかったのと、白いのが手に入らなかったからとか、そういういい加減な理由だったり。
ちなみに、Mac miniに付いて来るケーブルだとこうだ。
こういう、ソケット・プラグ共に極性の刻印の無い2Pものはどうやって見分けるか。調べた結論からいうと左がWだった。ここでも、刻印に対して左で、アース線が出てる側というのが当て嵌まっているんだけど、正しくは調べなきゃ。ソケット側が3Pなのだからここから判断できる。IEC 60320のC13もC5も(ともにケーブル側アウトレット)、端子の並びが山型になるように見たとき、左側がNeutralになる。あとはプラグ側との結線状態はテスターで調べればいい。
ここまでわかれば、プラグにWと刻印のある方を、コンセントの
- 長い方
- Wと刻印のある方
に合わせてやればいい。今回のアダプタの形状はこうなってる。
NEMA規格ならW、Gと刻印がありそうなものなんだけど、N、アース記号で掘られてますな。まぁ、わかるからいいけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿